21世紀枠近畿地区推薦校は東播磨 来秋ドラフト上位候補の小園擁する市和歌山と接戦

[ 2020年12月11日 21:09 ]

<センバツ21世紀枠候補校発表・東播磨> センバツ21世紀枠候補校に選ばれ、笑顔の東播磨ナイン (撮影・後藤 大輝)
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 日本高野連は11日、第93回選抜高校野球大会(来年3月19日から13日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。近畿地区では今秋近畿大会1回戦で来秋ドラフト上位候補の小園健太投手(2年)擁する市和歌山に1―2の接戦を演じた東播磨(兵庫)が選出。出場3校は一般選考の29校とともに、来年1月29日の選考委員会で決定する。

 14日まで試験期間中で、午前中で試験は終わったが、首を長くして待っていたナインを代表し、原正宗主将(2年)は喜びを口にした。

 「朝、ツイッターで検索したら(候補校の)山田の方が(推す声が)多くて…。でも不安はなかった。自分たちは甲子園に行く、と信じている。素直にすごくうれしい」

 藤井宏政(元阪神)の恩師で、08年夏、11年春に加古川北を聖地に導いた福村順一監督(48)が14年春に着任。進学率約99%、うち国公立大へ約2割が進むという進学校だが、甲子園出場経験のある監督を頼って、地元の有力選手が集まり始めた。

 今春のコロナ禍による練習自粛期間にはLINEやZoomなどリモートでの指導に力を入れ、一人一人個別に対応もした。年3回、地元の少年野球チームを招いて野球教室も開催し、地域との関わりも大切にしている。指揮官は「選抜に出るための覚悟を持って準備したい」と力を込め、吉報を願った。

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