FA井納、巨人入り決断 DeNA、ヤクルトに断りの連絡 梶谷とともに近日中にも正式発表

[ 2020年12月11日 05:31 ]

国内FA宣言をした井納
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 DeNAから国内フリーエージェント(FA)権を行使した井納翔一投手(34)が、巨人入りを決断したことが10日、分かった。複数の球界関係者によれば、この日、井納が宣言後の残留を認めていたDeNA側と、巨人と同様に獲得を目指していたヤクルト側に断りの連絡を入れ、巨人側には移籍する意思を伝えたという。

 交渉解禁日だった6日に都内でヤクルト、巨人とそれぞれ交渉。巨人は席上で2年総額約2億円に加え、今季限りで現役を引退した日米通算170勝の岩隈や、高橋一三、宮本和知(現投手チーフコーチ)らが背負った格式ある背番号「21」を提示していた。井納は「今後の人生において、悔いのないようにしっかり考えたいと思います」とコメントしていたが、熟考の末に決意を固めた。

 巨人は12年以来の日本一奪回へ、ローテーションを計算できる先発投手の補強に成功した。今季チームトップの14勝を挙げた絶対的エースの菅野がポスティングシステムを申請。残留の選択肢も持っているものの海を渡る可能性がある中で、駒不足の解消は急務となっていた。プロ8年間で大きな故障もなく主に先発を担ってきた通算50勝の右腕には、大きな期待が懸かる。

 同じくDeNAから国内FA権を行使した不動のリードオフマン梶谷も巨人移籍は決定的。両選手とも、近日中にも移籍が正式発表される見込みだ。3年連続リーグ優勝を目指す巨人に、ハマの投打の主力が加わる。

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