阪神・大山 5300万円アップで1億円到達! 来季目標は28本塁打、85打点の「今季以上」

[ 2020年12月10日 11:52 ]

5300万円アップの1億円で契約を更改し会見する大山悠輔
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 阪神・大山悠輔内野手(25)が10日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季4700万円から5300万円アップの年俸1億円(金額はすべて推定)でサインした。飛躍の年を終えた背番号3は「今シーズン、日程などが難しい中、よく頑張ってくれたという言葉はいただいたので、より来年に向けての気持ちが強くなりました。いい評価をしていただきました」と納得の表情を見せた上で、充実のシーズンを振り返った。

 「今年1年は開幕戦に出られなかった悔しさが原動力になっていたと思います。成績に関してはキャリアハイを残せましたが、まだまだできると思っています。まだまだ満足はしていません」

 4年目の今季は開幕スタメンをマルテに譲ったが、そのM砲の故障離脱もあって、シーズン14試合目の7月5日、広島戦から4番に定着。終わってみれば116試合出場、打率.288、28本塁打、85打点と打撃3部門でキャリアハイをマークした。特に本塁打、打点においてはシーズン最終盤まで巨人・岡本らとキング争いを繰り広げ、28本塁打はヤクルト・村上と並ぶリーグ2位タイ、85打点は同3位と健闘。猛虎の4番としてリーグを代表する強打者たちと対等に渡り合い、絶大なる存在感を示した。ただ当然、ここで満足はしていない。

 「来年、143試合あると思うので、今季の成績は最低限、超えないといけないなと思っています。この1年の経験を無駄にしないように、来年いいスタートが切れるようにオフからしっかりやっていきたいと思います」

 打撃面の来季ノルマとしては「今季以上」の打率.289、29本塁打、86打点以上を設定。加えて「守備に関しては、投手の生活もかかっているので、やっぱり10割、そういうところを目指していかないといけない」と、具体的に守備率10割を目標に掲げた。ただ、それら個人目標を上回る一大目標がある。

 「自分が(個人的に目標として)持っている数字はありますが、それよりも来年はキャプテンなので、チームの優勝、そこが第一と思っています」

 来季、不動の主砲、そして頼れる主将として、チームを頂点に導いてみせる。

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