オリックス・吉田正 5年連続“室伏塾”へ 進化目指し「30本、100打点はイメージしたい」

[ 2020年12月1日 05:30 ]

オリックス・吉田正
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 オリックス・吉田正尚外野手(27)が、04年アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリストで今年10月にスポーツ庁長官に就任した室伏広治氏(46)に今オフも指導を受けることが30日、分かった。

 「12月か来年1月にまた来てください、と言っていただいた。スポーツ庁長官になり多忙なのに、今季もずっと試合を見ていてくれて。ここ数年、ケガなくやれたのは室伏さんにお世話になった部分が大きいと思う」

 プロ5年目で自身初タイトルとなる首位打者を獲得した男が、来季を見据え動いた。故障防止へ体幹強化を図る“室伏塾”は16年オフから5年連続。コロナ禍で不透明な部分は残るが、東京五輪を想定した過密日程が予想されるだけに、さらなる肉体強化は必須だ。

 進化も目指す。「今季は14本塁打と少なかった。やっぱり長打は欲しい。30本、100打点はイメージしたい」。室伏氏は現役時代、体格で劣る日本人に不利とされた競技で高速回転など技術を駆使して世界の頂点に立った。回転動作はフルスイングと通じる部分もあるはずで飛距離アップも期待できそうだ。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会でスポーツディレクターも担当する同氏に師事することは、侍ジャパン入りを目指す上でもプラスになるはず。低迷するチームの浮上へ主砲がさらなる進化を遂げる。

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2020年12月1日のニュース