日本新薬の榎田が5回に右足を痛め緊急降板も 準決勝に向け「準備したい」

[ 2020年12月1日 17:34 ]

第91回都市対抗野球大会準々決勝   日本新薬2ー1Honda熊本 ( 2020年12月1日    東京D )

<日本新薬・Honda熊本>5回1死二塁、犠打を試みた北村の打球処理時に負傷し交代する榎田(中央)(撮影・会津 智海)
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 日本新薬が接戦を制し、1994年以来26年ぶりの4強進出を果たした。今大会初登板初先発となった、西武・榎田の弟で左腕・榎田宏樹投手が0―0の5回1死二塁の場面で右足を痛め、途中降板した。

 「右足のふくらはぎを痛めてしまった。(ファウルボールを取りに行った)一歩目に痛みが出たので、もう厳しいかなと思った。もっといけると思ったので、他の投手に申し訳なかった」

 17年に難病「クローン病」と診断され、病を抱えながらプレーを続ける。1回戦でベンチを外れたのは「病院での治療が重なっていたんです」と明かした。

 小腸や大腸などに原因不明の炎症や潰瘍ができる病気で「体重が減るとか、何も食べなくても腹痛がひどくなったりする。僕はまだ野球ができているので軽い方」という。投薬治療で症状がおさまっているといい「良い状態で準備はできていたので(治療と)重ならなければ初戦からいけた」と振り返った。

 降板後、投手陣が踏ん張り、4強に進出した。「心強い投手陣。明日に向けて準備したい」と力を込め

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2020年12月1日のニュース