JFKは俺たちの誇り 盟友・球児にメッセージ 久保田「球児が活力」 ジェフ「努力の男」

[ 2020年11月11日 05:30 ]

阪神・藤川球児引退試合 ( 2020年11月10日    甲子園 )

「JFK」そろい踏みでのショットとなった久保田智之(左)、藤川球児(中)、ジェフ・ウィリアムス(右)

 「JFK」として、藤川球児投手(40)とともに、かつて阪神を支えた久保田智之氏(39)とジェフ・ウィリアムス氏(48)が、盟友の引退に向けて、感謝のメッセージを送った。

 【久保田智之】
 同い年ということもありますし、いい仲間であり、いいライバルであり、尊敬できる存在ですね。お互いに多くの試合に投げてきたので、思い出に残る試合を挙げたらキリがないですが、1試合1試合のブルペンで過ごした時間、会話の方が印象に残っています。「もう1点入ったら楽やな」とか「今日はあんまり良くない流れだな、いきたくないな」とか(笑い)。そういう他愛のない会話をした日々の方が今は思い出に残っていますね。

 そう(JFK)呼ばれるのはうれしいですし、誇りに思っていますけど、球児、ジェフに引っ張られて自分がいた。2人がいなかったらこうはなっていなかったと思うので、本当に感謝ですね。

 とりあえずお疲れ様と言いたいです。正直、この年齢までやるとは思っていなかったですけど、ここまで一線で投げてきたことは本当に素晴らしいこと。多くのファンの方々がそうであったように、投げ続ける球児の存在が自分が頑張るための活力であり、誇りでもありました。球児に憧れる野球少年は多いので、これからも一生、野球少年たちの憧れであり続けてほしいと思いますし、「球児」は野球を離れることはないと思うけれども、野球界のために頑張ってほしいし、また力を貸してほしいです。

 【ジェフ・ウィリアムス】
 球児とはたくさんの思い出があるけれども、05年に優勝した時はJFKで1つになって優勝に貢献できたこともあるし、みんなで喜びを分かち合えた優勝の瞬間が一番印象深いね。

 1つではなく、彼は素晴らしい能力を持っているけど、それに加えてやっぱり努力をすること、いろんなことを吸収すること、常にそういう気持ちでやっている。会話していて彼から学んだし、自分からも彼は学んだと思う。いろんなことをやって、すごい成績を残したと思う。

 ライバル心はなく、お互いに良くなろうという気持ちはあった。最初の2年は(自分が)抑えをしていて、05年に岡田さんが来た時に3人いい投手がいるので(球児が抑えに)と。自分の中ではプライドもあったけど、冷静に考えると、優勝するのが一番なので。そのためには自分が抑えを外れてもチームが勝つならそれでいいとなりました。 

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2020年11月11日のニュース