ヤクルト・奥川 10日1軍デビューへ 2軍でプロ1勝!弾みつけた 高津監督「ステップを踏んでいる」

[ 2020年11月2日 05:30 ]

イースタン・リーグ   ヤクルト4―1日本ハム ( 2020年11月1日    鎌ケ谷 )

イースタン日本ハム戦で力投するヤクルト奥川
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 ヤクルトのドラフト1位右腕の奥川恭伸投手(19)が、今季のチーム最終戦となる10日の広島戦(神宮)で1軍デビューする可能性が高まった。

 この日はイースタン・リーグの日本ハム戦に先発し5回を無安打無失点、3奪三振。2回に唯一の四球で走者を許したが、4番・万波をこの日最速の149キロ直球で右飛に抑えるなど後続は斬った。1軍デビューを想定して7試合目で初めて打席にも立ち、2回には送りバントにも成功。2軍ながら「プロ初勝利」もマークし「初勝利ができてうれしい」と喜びを表現した。

 試合後に報告を受けた高津監督は「結果だけ見ると非常に良かったようですね。ステップを踏んでいるんじゃないかなと思う」と目を細めた。最終決定は2日のコンディションを確認してからになるが、10日の広島戦での先発が濃厚だ。

 奥川は言葉に力を込める。「1年間ファームでやってきたことを1軍でも表現できるように、落ち着いてやれたら」。ドラフト同期のロッテ・佐々木朗とともに入団から注目を集めながら、2月の春季キャンプから右肘炎症に悩まされてきた黄金ルーキーが、ついに神宮のマウンドに上がる。2年連続最下位のチームに、希望の光を差し込む。(川手 達矢)

 ▼日本ハム・荒木2軍監督 一球一球力の加減を考えて投げている。

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2020年11月2日のニュース