“喜びマックス オリックス!”ドラ1・舜平大 身長以上にデカい夢「165キロ出したい」

[ 2020年10月27日 05:30 ]

<福岡大大濠・山下>オリックスから1巡目指名された山下は新人王と書き込んだ色紙と中嶋監督代行の写真を手に笑顔(撮影・岡田 丈靖)
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 開始から20分後の午後5時34分。山下(福岡大大濠)は、オリックスの外れ1位で名前を呼ばれた。校内の食堂前でチームメートから「ペイタ、おめでとう! 喜びマックス オリックス!」と叫ばれ、表情を崩した。

 「緊張していたが、あっという間でした。直球、変化球ともトップレベルの山本由伸さんを見て、学んで、経験していきたい。新人なので新人王も獲れるように。大谷翔平さんのように165キロを出したい」

 8月29、30日の「プロ志望高校生合同練習会」に参加し、甲子園で150キロを計測。同じ関西球団に決まり「あの辺(甲子園)を通ったが、建物がとても高いイメージ」と照れた。1メートル89から最速153キロを誇り、潜在能力は高い。いまの持ち球は直球とカーブだけ。球界を代表するソフトバンク・柳田との対戦を“妄想”した。

 「カーブのボール球を強引な体勢で打たれた。なので、次は捕手と相談後に直球で勝負したい」

 名前の「しゅんぺいた」は20世紀前半に活躍した経済学者で「イノベーションの父」と呼ばれた経済学者ヨーゼフ・シュンペーターが由来。「注目されることはありがたいが、注目され過ぎて勘違いだけはしたくない。勝てる投手にならないと、使われない」と固い決意を込めた。

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2020年10月27日のニュース