“普通”だからこそ…阪神・糸原がこだわる2つの信念

[ 2020年7月18日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―1中日 ( 2020年7月17日    甲子園 )

<神・中(4)> ファンの声援に応える糸原 (撮影・平嶋 理子)                                                             
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 【記者フリートーク】“普通”だからこそ、糸原にはこだわってきたものがある。走攻守で飛び抜けた武器がないことは誰よりも自覚している。だからこそ、行き着いたのは「出続けること」「あと1本」への執念だ。

 「自分にはホームラン打ったり、すごい守備をしたり、一芸がないからシーズン出続けることで安定感を見せたい。そこだけはこだわってきた。他の人が3打数1安打なら、自分は3打数2安打。もう1本打つという、そういう積み重ねで勝負してるんで」

 3月中旬には左脇腹に強い痛みを感じながらもプレーを続けた。「こんな痛みもシーズン中あるかもしれないでしょ。それでも試合に出ていかないとチャンスはなくなる」。18年から継続する全試合出場は背番号33の存在意義とも言える。きょうも糸原健斗は「あと1本」を胸に打席に向かう。(阪神担当・遠藤礼)

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2020年7月18日のニュース