巨人・戸郷が今季初勝利 7回途中7K2失点快投も「7回が自分の中では気に食わない」

[ 2020年6月23日 20:50 ]

セ・リーグ   巨人3―2広島 ( 2020年6月23日    東京D )

<巨・広>勝利の瞬間を待つ戸郷(手前から3人目)(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人の高卒2年目右腕・戸郷翔征投手(20)が広島戦(東京D)で7回途中2失点7奪三振と好投。今季初登板初先発で初勝利をマークし、チームに2017年以来3年ぶりとなる開幕4連勝をもたらした。

 巨人では1987年の桑田真澄以来33年ぶりとなる高卒2年目での開幕ローテーション入りを果たした戸郷。初回から150キロ台を連発してピレラ、安部の1、2番をともにスライダーで連続空振り三振に仕留めるなど好発進を切ると、6回には代打・野間、ピレラ、安部を3者連続三振。3―1と2点リードで迎えた7回、先頭・西川に右翼スタンド上段へ叩き込まれて1点差に迫られ、2死から会沢に左前打された後で田中広をストレートの四球で歩かせて降板したが、1点リードを鍵谷、中川、デラロサの無失点リレーで守り切った。

 今季初勝利に「一番うれしい気持ちが自分の中であります」と笑顔の戸郷。「開幕4戦目ということで、相手も(強打線の)広島ということで、自分も緊張しながら入りました」と振り返りながらも内容は圧巻だった。それでも「初回の立ち上がりは良かったんですけど、7回のホームランていうのが自分としては悔いが残っているので、次の登板に向けてしっかり反省していきたいです」と初回の2者連続三振スタートより7回に西川に打たれた一発を悔やんだ。

 6回は3者連続三振の快投。「7回が自分の中では気に食わないところですけど、ほかのピッチングはちょっと良かったので、自分的には満足かなと思います」とも口にした。

 戸郷の投球内容は6回2/3で打者25人に対して92球を投げ、4安打2失点。7三振を奪い、与えた四球は2つだった。 

続きを表示

この記事のフォト

2020年6月23日のニュース