西武VSソフトB いきなり6連戦激突!辻監督「最初は手探り」工藤監督「情報どう処理するか」

[ 2020年6月23日 05:30 ]

(左から)西武・辻監督、ソフトバンク・工藤監督
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 パ・リーグは、23日の開幕2カード目から9週続く同一カード6連戦がスタートする。新型コロナウイルスの感染リスクを軽減するため、移動距離の長いパで採用された異例の対戦方式。リーグ連覇中の西武と日本一3連覇中のソフトバンクはメットライフドームでいきなり激突する。

 移動リスクの軽減を目的としたパの同一カード6連戦。球場を替えずに連戦するとなれば、CSファイナルステージしか参考にならない。ソフトバンクは2年続けて西武を破ったが、工藤監督は「短期決戦と長いシーズンの6連戦は違う。情報が多くなってくるので、どう処理するか。そこが一番じゃないですか」とデータの生かし方が長丁場の勝敗を左右するとした。

 15年の就任以来「カード勝ち越し」を掲げてきた。だからこそ「6連戦とはいえ、“3連戦”と区切って勝ち越す考え方もできる。3連戦が2つ。勝ち越し、勝ち越しでいこうと言った方が選手もシンプルで分かりやすいと思う」と言った。

 西武の辻監督は「今までは3試合3試合で目先が変わって、球場も替わり、気持ちも変わっていただろう。同じ相手にズルッといかないように」と話す。負けが続いても3連敗で切り替えることができたが、今季はさらに同じ相手が続く。「最初は手探り」とし、慣れるまでは6連戦での勝率5割を掲げた。

 投手をリードする捕手は厳しい戦いを強いられる。特に配球面だ。相手打者の好不調を見極めることができる一方で、初戦から打たれればリードに悩むことになる。西武の森も「嫌でしかない。6連戦となると何をどう生かしていいか分からないし、やってみないと分からない」と本音を漏らす。コロナ禍で「新しい生活様式」が叫ばれる中、パも新しい戦い方が必要だ。

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2020年6月23日のニュース