矢野監督 自主練習再開へ向けファンにメッセージ「ベスト尽くす」

[ 2020年4月15日 05:30 ]

阪神の矢野監督
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 15日から自主練習を再開することを受け、阪神・矢野監督が14日、代表取材に応じ、ファンに向けメッセージを送った。

 「(練習を)再開できた時に、皆さんと一緒に野球ができるというところを想像しながら、目の前のことにベストを尽くして、より良い結果を出す。喜ばすということは変わらない」

 現在も新型コロナウイルスの感染は拡大しており、開幕時期は未定。チーム内では藤浪を含む3選手が感染したこともあり「細心の注意と配慮を持ちながら、スタートしていけるのかな」と複雑な心境も吐露した。

 自主練習ということもあり、当面は矢野監督にコーチ陣も参加することはない。指揮官自身は選手会長の梅野らと連絡を取っていないことを明かしたうえで「今までも、みんなに対しやらされるんじゃなく、自分がどうやるかという大事さを伝えてきた」と、監視下になくても選手への信頼は変わらないことを強調した。

 また、母国に帰国することなく日本で開幕を待つ決断を下した外国人選手には感謝の言葉を口にした。「よくワンチームとか言うけど、チーム全体として考えた時には、ありがたいと思う」。チームは5月7日から全体練習の再開を目指している。半歩ながら前進した猛虎が「希望」という名の明日に向けて動き出す。(山本 浩之)

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2020年4月15日のニュース