巨人新外国人 パーラがジャイアンツ球場で思い出したこと、来日初練習で汗

[ 2020年1月30日 18:32 ]

来日初練習を行う巨人の新外国人・パーラ(撮影・久冨木 修)
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 巨人の新外国人選手でメジャー通算1312安打を誇るヘラルド・パーラ外野手(32)が30日、川崎市内のジャイアンツ球場で来日初練習を行った。

 半袖Tシャツ姿で内野ノック、打撃練習などを精力的に敢行。28日に来日したばかりだが「ちょっと時差ボケしている。でも考えちゃうともっと長引いちゃうので、できるだけ考えないようにしている」と疲労感は見せなかった。

 来日前には同じベネズエラ出身の西武・メヒアらと話し、日本野球について情報収集。「ジャイアンツの選手で特に知っている選手はいなかった」とこの日を迎えたが、思いがけない再会があった。「さっきウエート(トレーニング)場であいさつした。そこで会うまでは覚えていなかったけど、対戦したなと、お互い思い出した」というのが岩隈だった。

 2015年8月12日(日本時間同13日)のマリナーズ―オリオールズ戦。マ軍の先発だった岩隈が、ノーヒットノーランを達成。パーラはオ軍の2番右翼で出場し、9回2死から中直で最後の打者になった。「その試合はもちろん覚えている。試合後に彼がロッカールームかどこかで家族とお祝いというか喜んでいるのを見て、すばらしい仕事をしたんだなと思ったのを覚えている」と改めて岩隈を称えた。

 外野手ながら試合前には遊撃の守備位置でトレーニング用の小さなグラブでノックを受けるのがルーティーン。その習慣が外野での2度のゴールドグラブ賞にもつながっていると話せば、米国ではチームで一番に球場入りし、帰宅は最後だったとハードワークぶりを披露し、日本での継続も宣言した。

 5番打者として期待のかかる来日1年目。「(メジャーで)イチロー選手とも対戦したこともあるし、日本の素晴らしい選手とも対戦した。才能ある素晴らしい選手がいることは知っているし、そういう選手を見るのは楽しみ」と新たな経験へ、前向きだった。

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2020年1月30日のニュース