ヤクルト・奥川、2月ブルペン白紙 2.1右肘再検査「焦らずにやっていきたい」

[ 2020年1月30日 05:30 ]

右肘炎症によりノースロー調整を続けるが、2月のブルペン入りも白紙となった奥川(撮影・西尾 大助)
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 右肘炎症によりノースロー調整となったヤクルトのドラフト1位・奥川(星稜)がキャンプ中もブルペン投球を行わない可能性が浮上した。埼玉・戸田の室内練習場で29日、新人合同自主トレを打ち上げ。奥川は唯一の別メニューながら時間が空くたびにシャドーピッチングを繰り返した。「投げられれば投げたい」は本音だった。

 キャンプは宮崎・西都での2軍スタートが決定している。2月1日には医療スタッフが右肘を再チェック予定。異常がなれけば段階的に投球練習を始めるが、橿渕聡スカウトグループデスクは「いきなりキャッチボールをすることはない。2月中にどこまでいくかはまだイメージできない」とした。育成ガイドラインとしては、キッチリ遠投を行えるようになることが第1段階。そこから強度を上げていき、その先にブルペン投球がある。同デスクは「本人は年末まで(投げ込みの)準備をしただろうけど、1回ゼロになった」と白紙を強調した。

 奥川は16日のドクターストップ以降は、さまざまな体幹トレなどをこなしてきた。「少しずつ可動域を増やして、今後の投球に生かしたい。ケガをすると(ペースが)落ちてしまう。焦らずにやっていきたい」と話した。将来に向けての一時停止を理解し、時間を有効に使う。 (伊藤 幸男)

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