阪神ドラ4遠藤 何事も「極」める! 遊撃レギュラー奪取に意欲

[ 2020年1月4日 05:30 ]

秋田名物のなまはげの前でバットを振る遠藤(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神のドラフト4位・遠藤成内野手(18=東海大相模)は3日、故郷の秋田県にかほ市内の室内練習場で自主トレを公開。プロ生活をスタートさせる2020年の漢字に「極」を選択し、猛虎の遊撃レギュラー奪取に向け心技体すべてにおいて“極める”決意を示した。

 「今年考えた漢字は“極”です。土台作りをする中で1軍に上がれるような実力をつけていきたい。何事も極めていきたいです」

 高校では投手と遊撃手の二刀流で結果を出してきたが、プロでは高校通算45本塁打の打撃を生かすべく、遊撃一本で勝負する。そこで、特に課題に挙げるのが「エラーが多くて苦手」と話す守備面だ。秋田県などの伝統的民族行事で「悪い子(ご)は居ねがー」と奇声を発しながら怠惰などをいさめる来訪神「なまはげ」を招くこともなく12月29日の帰省後も両親らの力を借り31日まで守備に重点を置き練習を積んだという。

 また、弱気な自分からの脱却を図るべく、精神面も極めたいと考えている。「試合でミスして、その後に声を出そうと思うんですけど、落ち込んでしまう部分がある。切り替えることが得意ではないので、そういうところも(心がけて)やっていきたい」。

 元日には秋田市内の白幡神社を参拝し、プロでの活躍を祈願した。おみくじでは大吉を引いたといい「願望のところに“しっかり自分の道を進んでいけばかなう”と書かれていました」と幸先良いスタートに笑みを浮かべた。故郷でエネルギーもしっかりと蓄えた。目標の成就に向かい、走りだす準備は整った。(長谷川 凡記)

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2020年1月4日のニュース