大産大 逆転優勝に望み エース・安達は9回3失点で完投勝利

[ 2019年10月13日 17:12 ]

2019阪神大学秋季リーグ戦第7節1回戦   大産大4―3甲南大 ( 2019年10月13日    南港中央 )

 大産大が甲南大を退け、わずかに残る逆転優勝に望みをつないだ。

 2回に1点を先制され、迎えた3回。2死から中越え三塁打と四球で一、三塁とすると、藤井倭外野手(3年=市尼崎)の左前打で同点。なおも四球で2死満塁の好機を作ると、「5番DH」で先発した松岡拓良外野手(4年=東大阪大柏原)が中前2点打を放ち、勝ち越しに成功した。この一打が決勝点となり、松岡は「前の2球で打ち損じていた真っすぐにうまく反応できた。結果につながってよかった」と喜んだ。

 7回には藤井の左越えソロで加点。先発したエース右腕の安達陸投手(4年=関大北陽)は、9回に2点を失うも9安打5三振3四球3失点で131球完投勝利を挙げた。

 あす14日の2回戦に勝って、かつ天理大が連敗し勝ち点を落とせば、2008年秋以来の優勝が待っている。わずかな逆転優勝の可能性を残すが、宮崎正志監督は「4年生にとっては最後のリーグ戦になるかもしれない。他のチームのことは関係なく、気持ちを切り替えて集大成を見せてほしい」と期待を寄せた。

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2019年10月13日のニュース