今季限りで引退の巨人・阿部 阪神・藤川と“白熱”真っ向勝負で空三振 ポール際に大飛球放ち観衆どよめく

[ 2019年9月24日 21:37 ]

セ・リーグ   巨人0-5阪神 ( 2019年9月24日    甲子園 )

<神・巨>9回、代打・阿部は藤川(左)の前に空振り三振に倒れる(撮影・成瀬 徹)
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 今季限りで現役を引退する巨人・阿部慎之助捕手(40)が24日、阪神との最終戦の9回に代打で登場。巨人ファンだけでなく阪神ファンからも声援を受け藤川球児投手(39)と対戦。5球全てストレートという真っ向勝負で空振り三振に終わった。

 阿部は5点を追う9回、先頭の炭谷に代わり打席へ。初球148キロのストレートをフルスイングで空振りすると「おお~~~!」という歓声が沸き起こった。

 2球目は149キロのストレートが外角高めに外れボール。3球目は148キロのストレートが内角高めに大きく外れボール。4球目は内角へのストレートを捉え右翼ポール際への大飛球となるが惜しくもファウル。力と力のぶつかり合いに球場は異様な雰囲気に包まれた。

 5球目は外角への146キロのストレートをフルスイングするも空振り三振。藤川に対しヘルメットのつばを右手で軽くさわって感謝の意をあらわし、ベンチへ戻ろうとすると球場から大歓声。ヘルメットを脱いで声援に応え、ベンチの手前で振り返って一礼。哀愁漂う背中でダッグアウトへと姿を消した。

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