阪神・球児、連続Kで12S「みんなでつないでくれた」 3年連続50試合登板

[ 2019年9月17日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2019年9月16日    東京D )

9回、最後を締めた藤川は笑顔で坂本を指さす(撮影・大森 寛明)
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 右の拳をギュッと握りしめた。4投手でつないだ虎の子の1点。最後にバトンを受け継いだ藤川は1死から代打・阿部に四球を与えたものの、後続を2者連続の空振り三振に仕留めた。決め球はいずれもフォークだ。3年連続9度目の50試合登板に到達。今季12セーブ目、日米通算239セーブへ積み上げた。

 「(勝ち越しは)押し出しで取った1点ですよね。押し出しの1点を守るのは難しい。それをみんなでつないでくれた。展開的にもね」

 10試合連続となる無失点に安堵(あんど)の笑みを浮かべた。あと4回1/3で自責0を継続すれば、唯一の個人目標として掲げるNPB通算防御率1点台への突入もかなう。残り8試合。ブルペンを束ねる男は「毎日が節目。1試合1試合が大事」と先をにらんだ。

○…藤川(神)が今季50試合目の登板。シーズン50試合以上は17年から3年連続、通算9度目で自身の持つ球団記録を更新した。プロ野球最多は岩瀬仁紀(中)の16度。現役投手では宮西(日)が今季9月4日に新人の08年から連続で12度目のパ・リーグ新記録を達成している。

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2019年9月17日のニュース