借金50以上の対決は2勝2敗 負けが理想? ドラフト指名権を巡るもうひとつの戦い

[ 2019年9月17日 13:42 ]

観客が1万4142人と発表されたタイガースの本拠地コメリカパーク(AP)
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 メジャー全体で最下位に低迷しているア・リーグ中地区5位のタイガースは16日、地元デトロイトでオリオールズを5―2で下して45勝104敗。ホームでの成績は21勝54敗となり、本拠地コメリカパークで残されている6試合で2勝すれば、1939年にセントルイス・ブラウンズが喫した年間59敗というホームのワースト記録から脱出できることになった。

 ア・リーグ東地区5位のオリオールズは49勝101敗。タイガースとの4連戦はア・リーグでは史上初となる「借金50」以上同士のシリーズとなっていたが、2勝2敗で幕を閉じた。

 この両チームは勝率でリーグ・ワーストの球団に与えられるドラフト全体トップ指名権を争っており、現段階ではタイガースがオリオールズに3・5ゲーム差をつけて“リード”している。残り試合はタイガースが「13」でオリオールズは「12」。トップ指名権という“ボーナス”を手にするには負け越すのが理想だったシリーズだがともに2勝ずつを挙げる結果となった。

 タイガースは先発の新人タイラー・アレクザンダー(25)が6回を4安打、1失点に抑えてメジャー初勝利。この日のコメリカパークの観客動員は収容4万1255人に対して、1万4142人だった。

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