サヨナラ勝利の矢野監督「本当にね、ドラマ的な決め方をしてくれた」登録抹消の糸井についても言及

[ 2019年8月10日 23:18 ]

セ・リーグ   阪神6―5広島 ( 2019年8月10日    京セラD )

笑顔の矢野監督
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 ―何という幕切れ

 「想像はしましたけどね。実際、4番外した日にこういう結果を出してくれたというのは、何かあるんですかね」
 ―大山の意地
 「そうですね。僕の中でもいろいろ考えて。4番でいきたいという思いもあったんですけど。昨日ああいう負け方で、何かね。チーム全体としても変えていくという。いったん外してね。4番を取ってほしいですね。もう1度」
 ―6回5失点だった先発の西
 「西自体が悪いというよりね。全体の守備もあったと思うので。ボールはちょっと高かったなというのはあったけど、西らしいピッチング、その点を取られた後も。西はいつもどんな時でも西らしくピッチングしていると思ってます」
 ―9回に打者3人で抑えた岩崎
 「そうですね。2点負けているところでね。今はもうスグルも僅差、勝ってるところでいくピッチャーなんですけど、どうしてもあの回は0でいきたいということでリズムを作ってくれましたね」
 ―カード勝ち越しへ明日の先発は望月
 「そうですね。先を考える余裕は現状あまりないのでね。あした望月が望月らしい思い切ったピッチングをしてくれたらいいですし、打線も課題もいっぱいありますけど、明日も向かっていきます」
 ―大山を4番から外したのは大きな決断
 「総合的に。さっき言ったように。チームが昨日いやな負け方をして、そのまま何もしないと流れが変わりにくいのかなというのと、そういう風に自分が思うのであれば、大きく色々変えるタイミングでもあるのかなというところで」
 続けて
 「チーム自体もそうだし、悠輔(大山)自身も、どっちにもプラスがあると思って悠輔を4番にして。今年の春の時点で本当に力でつかみとった4番かというと、やっぱり育てたい、チームとしてそういう軸を作っていきたいというところの4番で発進したのでね。やっぱり、今言ったように、プレッシャーだったりいろんなことと戦ってきたなかで、昨日ああいう形で負けて何か変えようという中で、一旦外れるというか。悠輔にも、さっき言ったような話はしたんですけど、今度は奪い取るべき立場になったのでね。でもやること何も変わらないので。結果ね、こういう風な形で打ってくれるとみんな救われるし。悠輔も明日から前に向かっていけるような1本になったと思うので。本当に大きなすばらしいホームランでした」
 ―最後の打席で本塁打の予感は?
 「予感はないけど、送るって言う選択肢は俺の中であんまりなくて。もちろんホームラン打ってくれたらなっていう想像はしてたけど、何とかヒットで、現実的にはヒットでって思ってたのが、本当にねドラマ的な決め方をしてくれたっていうのは野球の面白いところだし怖いところだし。それが結果、こうやって打ってくれたから言えるんだけど。オレの中でもいろいろ反省もあるし。悠輔に助けられた」
 ―糸井が登録抹消。時間がかかる?
 「まあ、しばらくというかちょっと先は見えないけど。嘉男自身も積極的なというか、次の塁を狙う気持ちでいったケガなんで。ある意味、仕方がないと思うし。無理に出させるような状況ではなかったのでね。それはもうケガしてしまったものは仕方がないんで。逆に俊(高山)とか他の選手にもチャンスが増えると思うので。そういう部分は、嘉男もいてくれた方がいいんだけど、たらればを言ってもね。そういうふうに考えていこうかなと思います」

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