オリ、今冬に球団史上初の3カ国派遣へ 4年ぶりにプエルトリコ派遣復活

[ 2019年8月10日 05:30 ]

 オリックスが今冬、世界3カ国のウインターリーグへ選手を派遣することが9日、分かった。従来通り、ウエスタン・リーグ選抜として台湾には派遣予定で、今冬から4年ぶりにプエルトリコへの派遣が復活。関係者によると、さらにもう1カ国を選定中で、球団史上初の3カ国派遣となりそうだ。

 関係者によると「台湾とプエルトリコ、それぞれのレベルの選手を派遣できる」と複数拠点での“武者修行”を決めた。人選は今後詰め、台湾には太田や頓宮ら若手、プエルトリコには8日の日本ハム戦でプロ初勝利を挙げた張奕チョウヤクや鈴木優ら来季1軍定着をにらむ数人の投手の派遣を予定。さらに宗、佐野、西浦ら“1軍半”の打者を対象に過去には森(西武)、今永(DeNA)が派遣されたオーストラリアやメキシコなどを候補として検討しているもようだ。

 昨冬に台湾リーグに参加した榊原、佐野らが成長したことも派遣を広げる大きな理由。現在2軍は育成を主眼に改革を進めていて、93年冬にハワイで腕を磨いたイチローが翌年に210安打の大飛躍を遂げた再現をもくろむ。別の関係者も「休ませる選手はいない」と言うほど鼻息も荒く、“育成のオリックス”へ本腰を入れる構えだ。

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2019年8月10日のニュース