阪神・矢野監督、打線テコ入れも…勝負所で併殺 先発起用の陽川は痛恨トンネル

[ 2019年7月25日 06:00 ]

セ・リーグ   阪神1―3DeNA ( 2019年7月24日    甲子園 )

9回無死、筒香の打球を後逸する陽川(撮影・大森 寛明)
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 近畿地方も梅雨明けが発表されたが、阪神打線は湿ったままだった。矢野監督は先発に原口、陽川、北條を抜テキして打線のテコ入れを図ったが、またしてもDeNA先発・浜口に手を焼いてしまった。得点は北條が放った一発による1点のみ。天敵左腕には甲子園で通算6度目の対戦となったが黒星を一度も付けられず4勝目を献上。指揮官も悔しさに唇を噛んだ。

 「球際というか、ゲッツーも含めてね。今日はそういうところにウチの甘さっていうのが出た。逆に言うと(9回は)2アウトでタイムリーを打たれたっていう最後の1点も大きい」

 2回無死一塁で原口は三ゴロ併殺打。1点を追う6回1死一、二塁の絶好機でマルテは投ゴロ併殺に倒れた。6回まで3つの併殺でチャンスをつぶしては勝利などおぼつかない。9回は筒香の左前打を陽川がグラブに当てたもののトンネル。直前で打球がイレギュラーした不運はあったが三塁まで進まれたことが致命的な失点につながった。

 「こういう試合を俺らは取らないといけないんだけど。そこは課題として成長していかないといけないところ」

 23日は鳥谷を遊撃で先発起用するなど、あの手この手で奮起を促したが、接戦をものにできなかった。僅差での競り負けにフラストレーションは余計にたまった。(吉仲 博幸)

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