エンゼルス・スカッグス投手の死因はマイケル・ジャクソン氏と同じ? 地元紙が衝撃的な報道

[ 2019年7月10日 10:30 ]

急死したスカッグスの背番号45をつけて球宴に出場したエンゼルスのトラウト(AP)
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 今月1日、遠征先となったテキサス州サウスレイクのホテルで急死したエンゼルスのタイラー・スカッグス投手(享年27)について、同投手の故郷でもあるカリフォルニア州サンタモニカの「サンタモニカ・オブザーバー紙」が「オピオイド鎮痛剤の過剰摂取で死亡したと推測される」と報じた。この報道のあと同紙は多数の脅迫電話がかかってくる事態に巻き込まれた。

 サンタモニカ・オブザーバー紙のデビッド・ギャニザー記者よる論説記事の中で言及されているもので、スカッグス投手はチームメートらが知らない医師からの処方で医療用麻薬でもあるオピオイド鎮痛剤を入手。「証拠はない」としながらもその死因についての見解を示した。

 鎮痛剤の過剰摂取は、2009年6月に50歳で他界した人気歌手、マイケル・ジャクソン氏や、の死因として有名。スカッグス投手には肘のじん帯再建手術、いわゆるトミー・ジョン手術(2016年)を受けた医療歴があり、今季は足首を捻挫するなど故障が多かった。ただしエンゼルス側は「根拠のない間違った報道」と反論。検視結果の公表は遺族側の要望によってシーズン終了まで先送りされており「彼の地元での報道だけに落胆しているし、有害な記事だ」とサンタモニカ・オブザーバー紙の姿勢を批判した。

 なお9日にクリーブランドで開催されたオールスターゲームでは、エンゼルスから選出されたマイク・トラウト(27)と、トミー・ラステラ(30)両選手がともにスカッグスの背番号45を付けたユニホームを着用(トラウトは27番、ラステラは9番)を着用した。

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