オリ 逆転サヨナラ3連勝、終盤驚異の粘り ロメロが決めた

[ 2019年6月16日 05:30 ]

交流戦   オリックス3―2阪神 ( 2019年6月15日    京セラD )

<オ・神>9回1死二、三塁、サヨナラ犠飛を放ち、ウオーターシャワーを浴びるロメロ(9)(撮影・北條 貴史)
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 前夜のヒーロー西野ら4選手が、お立ち台の3人に向けて歓喜のウオーターシャワーを浴びせた。「逆転のオリックス」――。そんな異名がつきそうな3日連続となる終盤の逆転勝ちだ。

 1点を追う9回、相手守護神ドリスを攻め立て1死二、三塁から吉田正が中前に抜ける同点適時打。さらにロメロの左犠飛で、あっという間にサヨナラ決着。ロメロは「みんな何とかしたい気持ちを持っている」と胸を張った。13日のサヨナラ打で、ずぶ濡れになった革手袋を乾かし、この日も着用。「明日までに乾かして使うよ」と笑った。

 チームとしての好材料は吉田正だ。前日14日は2安打したが、ここ最近は本来の打撃が影を潜めていた中で、この日は5打席目の9回に初めての快音。「今日はたくさん福井から応援に来てくれて、ノーヒットだったらどうしようかなと思った」と胸をなで下ろした。福井から後援会メンバーが150人来場。「無心で打った」と値千金の同点打で、ファンにお土産をもたせた。

 先発の山岡も8回6安打2失点と試合をつくるなど、ようやくオリックスの強さが出てきた。西村監督は「先頭の小島が出たのが大きかった。あきらめなければ何かが起こる。こういう勝ち方で選手も強くなる」と手応え。関西ダービー3連勝も見えてきた。(鶴崎 唯史)

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