中日・周平V打&「狙って」4号 新記録逃すも「勝ったので良かった」

[ 2019年6月1日 05:30 ]

セ・リーグ   中日7―3巨人 ( 2019年5月31日    東京D )

5回無死 ソロを放ちナインに出迎えられる高橋(左)(撮影・久冨木 修)
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 中日・高橋が決勝打を含む2安打3打点でチームの連敗ストップに貢献。ただ、プロ野球新記録となる月間9度目の1試合3安打以上には、あと1本届かず快挙は逃した。

 「あと1本というところまできたので意識はしたが、チームが勝ったので良かった」

 1―1の3回2死一、二塁、相手左腕・高橋から左中間へ勝ち越しの2点二塁打。5回はビシエドのソロに続き「狙って打てて良かった」と直球を右翼席に4号ソロを放って王手をかけた。ただ、7回は遊ゴロ、9回は空振り三振に終わった。

 4月の月間打率・221から一転、5月は打率・417と打ちまくった。スランプ脱出の要因は1本のファウルだった。5日のヤクルト戦で中尾の直球をファウルにし「差し込まれた。それをきちんと一発で捉えないと」と以降、意識が変わった。安打を量産し、月間8度の猛打賞で巨人・川上(51年9月)らのプロ野球記録に肩を並べた。

 今季はキャプテンに就任しただけでなく、父親として初めてのシーズンを迎えた。昨年11月に第1子となる長女が誕生。打てなくても「家に野球のことを持ち込まなくなった」と気持ちをうまく切り替えられるようになった。「こういうチャンスはなかなかないので残念は残念。(ただ)5月は今日で終わり。また明日から勝てるように」。“ミスターメイ”で終わるつもりはない。(徳原 麗奈)

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2019年6月1日のニュース