DeNA 女性ファン獲得策ズバリ イベントでスタンド6割が女性、着々と広がる裾野

[ 2019年6月1日 10:30 ]

「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2019 Supported by ありあけ 横濱ハーバー」のアンバサダーに就任した(左から)川本璃、楓、SAYAKA 
Photo By スポニチ

 DeNAは5月31日~6月2日のヤクルト戦で、スペシャルイベント「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2019 Supported by ありあけ 横濱ハーバー」を開催している。

 女性ファン層拡大を目指して始まった同企画も今年で5年目。女性来場者にはスペシャルユニホームが配布され、初戦となった5月31日には女性来場比率60・6%。スタンドの半分以上が女性で埋まるほどになった。今年は初めてイベントアンバサダーとして、楓(E―girls、Happiness)、SAYAKA(E―girls、Happiness)、川本璃(Happiness)が就任。イベントを担当するDeNAの池田紗里広報は「女性人気の高いアンバサダーが就いたことで、今まで届かなかった層に届いていると感じています」と効果を口にした。

 今回、横浜スタジアムで人気が高いのは、写真パネルのコーナー。ポーズを取った選手と写真に収まれるとあって、長蛇の列ができることも。またパネルに付いているQRコードを読み込むと撮影時のオフショットが見られる「特典」付きで、池田広報も「球場に来てもらった皆さんに喜んでもらえるビジュアルのパネルです」とPRした。

 スペシャルゲストもやってくる。きょう6月1日の第2戦の始球式に登場するのは、NHK総合で放送中の人気バラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」でMCを務める5才の女の子・チコちゃん。港区白金育ちながら、なぜかDeNA、そして主砲の筒香をこよなく愛する。好きなところには「顔もガタイもいいけれど、一番はスイングの軌道」を挙げるチコちゃん。熱烈なラブコールを受けた筒香も「うれしい。僕もお会いできるのを楽しみしています」と心待ちにした。

 池田広報は「環境は変わってきたと思うけど、まだまだです。もっと野球を知らない人たちに面白いことをやっていると広まっていけば」と話すが、野球場には男性ばかりというイメージが強かったのも過去の話。各球団が女性に向けたイベントを実施するようになり、着々と女性ファンが増えているように思う。着々と裾野は広がっている。(記者コラム・町田 利衣)

続きを表示

この記事のフォト

2019年6月1日のニュース