高校時代に対戦 “ドラ1コンビ”ソフトB甲斐野&楽天・辰己が合同自主トレ

[ 2019年1月4日 05:30 ]

辰巳を打席に立たせて投球練習を行う甲斐野
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 ソフトバンクのドラフト1位・甲斐野央投手(22=東洋大)と楽天の同1位・辰己涼介外野手(22=立命大)が3日、兵庫県西脇市内で自主トレを行い、プロでの飛躍を誓い合った。約90メートルの遠投をこなすと、甲斐野がマウンドから変化球を交え33球の投球練習をこなし、打席に立った辰己は真剣な表情でタイミングを計った。

 甲斐野 「一緒に練習ができて良かった。自分がしっかり投げて(新人王の)タイトルを獲れるくらいの成績が残せればいい」

 辰己 「僕も甲斐野も結果を残して、同じ兵庫県の選手としてプロ野球の一時代を築ければ」

 高校時代には公式戦で一度、対戦したことがある。甲斐野は「犠牲フライを打たれて、僕の横をガッツポーズしながら走っていった」と話し、辰己は「センターにうまく捕られた」と振り返る。大学4年時にはともに日本代表入り。ドラフトで1位指名を受け、同じパ・リーグ球団に入団した。同郷のライバルとして、プロでも切磋琢磨(せっさたくま)する構えだ。

 最速159キロを誇る甲斐野は、プロでもリリーフで勝負する。強力な投手陣の争いに向け「大学まで(競争が)もみくちゃでここまでやってきた。結果が全ての世界なので、自分の頑張り次第」と決意を新たにした。走攻守で即戦力として期待される辰己は「一年間戦える体をつくって143試合、全部出る」と目標を掲げた。

 将来はリーグを代表する投手と野手に。ライバル同士が、年明け早々から火花を散らした。

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