西武・山川240%アップで1億円超え「那覇市民栄誉賞」も受賞

[ 2018年12月6日 05:30 ]

1億1000万円でサインした山川(撮影・ 久冨木 修)
Photo By スポニチ

 パ・リーグ本塁打王の西武・山川穂高内野手(27)が5日、メットライフドームで契約更改に臨み、今季年俸3240万円から240%増の1億1000万円でサインした。

 「うれしかったです。5年かかりましたけど、プロ野球の選手になれたというか、一流とまでじゃないですけど、仲間入りできたという感じです」

 1度保留した昨オフの交渉とは違い、一気の大台突破に満面の笑みが浮かぶ。4番として全143試合に出場し、打率・281、124打点、47本塁打で初めての本塁打王、MVPに輝いた。「文句のない成績でリーグ優勝にも大きく貢献してくれたと言っていただいたので、大満足」。球団から受けた最高の評価を喜んだ。

 この日はダブルの喜びだった。「那覇市民栄誉賞」の受賞が決定。プロ野球選手では初めてで、個人では今年引退した歌手の安室奈美恵さん、女子ゴルフの宮里美香以来3人目となった。

 「沖縄出身というのをもの凄くアピールしたいので、MVPと同じくらいうれしい」。尊敬する安室さんと肩を並べ、エネルギーが湧いた。「安室さんはスーパースター。地元ならどこも歩けない。僕も歩けなくなるくらい頑張りたい」とさらなる活躍を誓った。

 来季へ向け50本塁打超えを改めて明言。「50本打つには60、70本打つつもりでいかないと。40から50、50から60本と打ちたい」と来季の50本を足場に、20年は日本人打者ではまだいない60発への挑戦を目指す。本塁打の新パフォーマンスに決めた「どすこい!」を、どんどん見せるつもりだ。 (春川 英樹)

続きを表示

2018年12月6日のニュース