日本ハム・浦野 来季へ「アウトステップ」維持も「子どもたちには真っ直ぐ踏み出すよう教えます」

[ 2018年11月28日 12:03 ]

札幌市内の室内練習場での自主トレ後、集まったファンにサインする日本ハム・浦野
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 日本ハムの浦野博司投手(29)が28日、札幌市内の室内練習場で自主トレを実施。ランニングやノックを受けるなど精力的に動き、練習後は集まったファンにサインも行った。

 右肩痛から復帰した昨季に3勝を挙げて手応えをつかみ、今季は開幕からフォームが安定。石川直やトンキンが故障や不振で離脱した際には代役で守護神も務めた。主に中継ぎで自身最多の36試合に登板し、数年ぶりに直球が150キロ以上を計時するなど2勝2敗7セーブ、防御率2・16。来季もセットアッパーとして期待される右腕は「とにかく今年、しっくりきたフォームを維持して、来年につなげていきたい」とオフの課題を語った。

 右投げの浦野のフォームは左足を一塁側に大きく踏み出す「アウトステップ」が特徴。「大学時代に投げやすいと思ってアウトステップになった。そこから社会人もプロでも(指導者に)直されることはなかった」と言う。「あまり自分のフォームが好きじゃない」ということで何度か左足を真っ直ぐに踏み出すフォームへの矯正を試みたが「なぜか力がボールに伝わらない」という理由で断念。同ステップは一般的に打者がボールを見やすくなると言われているが、浦野は上半身が粘って開かないため、切れのある直球で打者を押し込める。

 今年も年末の12月29日には地元で静岡県人会が主催する「野球教室&チャリティートークショー」(草薙球場硬式野球場)に参加する予定。「子どもたちには、左足を真っ直ぐに踏み出すように教えます。でも、一人一人に合ったフォームはあるはず。投げやすいことが重要だということも伝えたいですね」と笑顔で語った。

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2018年11月28日のニュース