予想外！日本ハム・杉谷　スタメンなのにウグイス嬢から“口撃”された

パ・リーグ   日本ハム―西武 （ 2018年5月26日    メットライフＤ ）

　日本ハム・杉谷が、メットライフドームで恒例となっている打撃練習中の「いじり」で初体験の出来事があった。これまでいじりを受ける時は先発メンバーから外れている時だけだったが、この日は「６番・二塁」で先発出場。それでも杉谷の打撃練習が始まると「皆様お気づきのように、ただいま少々早いお時間ではございますが、杉谷選手がバッティング練習を行っております」と西武のウグイス嬢が“口撃”を開始。「これが本物の杉谷選手です。皆様打球の行方には十分ご注意ください」とアナウンスがあった直後に杉谷が右越えに柵越えすると、聞き入っていた観衆から大きなどよめきが起きた。

　それでも前日に１５年８月４日のソフトバンク戦以来１０２５日ぶりの本塁打、１５年５月２８日のヤクルト戦以来１０９３日ぶりの猛打賞をマークし、試合後はヒーローインタビューを受けた杉谷への“口撃”は止まらず、「昨日はスタジアムがどよめくホームラン。その守備、その足、その打撃。案外、普通のヒーローインタビュー。これまでかたくなにその実力を隠し続けた杉谷選手が昨日はベールを脱ぎました。皆様、杉谷選手は今シーズン１０年目。いよいよ本気の今シーズン。まぶしすぎる輝きに、どうぞ皆様ご注意ください」と話すと球場内が爆笑に包まれた。杉谷も打撃練習終了後には、ネット裏に向かって笑顔を振りまき、「いじり」に感謝していた。