大阪桐蔭ドラ1候補の藤原が復帰即5安打 阪神、巨人など熱視線

[ 2018年5月26日 12:53 ]

春季近畿大会1回戦   大阪桐蔭7―6明石商 ( 2018年5月26日    明石トーカロ )

「1番・中堅」で戦列復帰した大阪桐蔭の藤原
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 今春の選抜大会で史上3校目の連覇を達成した大阪桐蔭が苦しみながら春の近畿大会初戦を突破した。序盤の6点リードを追いつかれるまさかの展開。延長10回1死二、三塁から青地斗舞外野手(3年)の左犠飛で勝ち越しに成功した。

 右膝の治療に専念していた今秋ドラフト1位候補の藤原恭大外野手(3年)が今春の選抜大会以来となる戦列復帰で存在感を示した。近畿大会1回戦の明石商戦に「1番・中堅」で先発。初回の初球に右前へ運ぶと、一塁ベースを蹴って二塁へへッドスライディング。間一髪でタッチアウトになったが、観衆を沸かせた。

 1死一、三塁で迎えた2回の第2打席は変化球を仕留め、右前へ適時打。直後に二盗も決めた。4回1死一、二塁では再び右前へ適時打を放った。「完治して初めて迎える公式戦で、どこまでできるか楽しみです」と意気込んでいた復帰戦でいきなり5安打の固め打ちだ。阪神、巨人、西武、楽天、ヤクルトなど複数球団が見守る中、まばゆいばかりの光を放った。

 同じく今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(3年)は、9奪三振で完封した20日の大阪大会決勝・関大北陽戦に続いて「4番・投手」で先発。初回に2安打を浴びたものの2回以降は立て直し、スコアボードに0を並べたが、6回は野手の失策に2四球などが絡んで3失点。6回途中で柿木蓮投手(3年)にマウンドを譲った。その柿木は8回に4連打を浴びるなど3失点。同点に追いつかれたが、延長10回、青地の決勝左犠飛で辛くも明石商を振り切った。

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2018年5月26日のニュース