経験踏まえ…巨人・菅野 悩む若手を褒めて伸ばす指南役

[ 2018年4月14日 06:07 ]

セ・リーグ   巨人10―2広島 ( 2018年4月13日    東京D )

<巨・広>5回、田中から三振を奪いガッツポーズを見せる菅野
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 エースにして選手会長。それでも巨人・菅野は肩書と無関係に若手の指南役も買って出た。3月3日のヤクルトとのオープン戦。昨季支配下登録された田中貴とバッテリーを組んだ。配球の大半を任せて4回無失点。試合後に反省会で、良い点も指摘されたという田中貴は「楽しかったです」と振り返った。

 あえて、褒めて伸ばす。菅野は「良い意味で勘違いさせてあげたかった」と真意を語る。伝統ある球団だけあって若手に対する周囲の期待は高い。「言いたいことはたくさんある。でも、あそこは良かったよと。短所を指摘される部分が多いので」と自身の経験も踏まえる。

 どうしたら若い力が伸びるか。自らの言動の重みを理解した上で工夫を凝らす。「良い選手はどこにいても伸びる。このチームにはそういう選手が少ない」と5投手をハワイ自主トレに伴ったように、成長できる環境を準備した。手塩にかけた若手とともに、4年ぶりの優勝を目指していく。 (池田 翔太郎)

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