雄星　今季３戦３勝　最多５失点も楽天戦は１６年から１２戦全勝

パ・リーグ   西武７―５楽天 （ 2018年4月13日    楽天生命パーク ）

＜楽・西＞６回５失点で３勝目を挙げた菊池
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　手応えと結果が合致しないのも野球の難しさだ。西武・菊池が６回を投げ今季最多の５失点も３勝目。失点以上に収穫があった。

　「前回、前々回よりも自分のボールが行き始めている。全体的に良くなっている感じはある」

　初回。連打とペゲーロの２ランで、わずか１０球で３失点した。だが、２回から５回まで１安打で７奪三振と復調。６回に２点を失ったが、２回に逆転した打線の援護を受け、１２球団の開幕投手で唯一の３戦３勝だ。

　試合開始直後から気温は１桁台に。「イニング間で手がかじかんで…」と、３回からは１１年以来７年ぶりに長袖のアンダーシャツを着た。３回は中軸を３者三振。「狙って三振を取れたところもあった」と強調した。

　チームは１２球団１０勝一番乗り。菊池対則本で７―５のスコアに、辻監督は「まさかの展開。勝っているけど野球は難しい。雄星もそう思っているんじゃない」と苦笑いした。１６年５月２５日から楽天戦１２戦全勝とした菊池は「初回と６回は打たれちゃいけない場面。そこは次に向けての反省。勝って反省できるのはいいこと」と言った。　（春川　英樹）