ソフトB柳田 自画自賛2安打2打点「いい野球を見せられた」

[ 2018年3月14日 06:34 ]

オープン戦   ソフトバンク7―8巨人 ( 2018年3月13日    別大興産 )

3回1死一、二塁、柳田は適時打を打つ
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 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)が13日、大分・別大興産スタジアムで行われた巨人とのオープン戦に「4番・DH」でスタメン出場し、2安打2打点をマークした。初回の右中間適時三塁打はチームでは4日の阪神戦以来43イニングぶりのタイムリーとなり、打線は先発全員安打で今季初の2桁安打を記録した。

 打てると思った球には、バットを出す。打席での心構えは、初対戦の投手でも変わらない。初回2死一塁。柳田が巨人の新外国人右腕・ヤングマンの投じた高めカーブを強振した。打球が右中間を破る間に、全速力で三塁に達した。

 「いいスイングができた。(大分では)たまにしかできない試合で、いい野球を見せられて良かった」

 オープン戦での自身初タイムリー。チームにとっては、4日の阪神戦(ヤフオクドーム)以来、43イニングぶりのタイムリーだっただけに「(適時打が)出ていない中で、一本打てて良かった」と満足そうに振り返った。

 開幕まで3週間を切る中、さまざまなことを試みる。「練習から足の使い方を意識している。両足ですね。今まではどちらかと言うと手だった」と、下半身主導でスイングすることを徹底。この日の試合前練習では、別大興産スタジアムの右翼場外まで飛ばすなど、飛距離にもつながっている。3回1死一、二塁では内角直球に詰まりながらも左前に運び、2打席連続のタイムリーで計2打点を挙げた。

 柳田が点火した打線は、今季初の2桁安打となる15安打。先発全員安打のおまけもついた。二塁のレギュラーを狙う本多は、5回にオープン戦2本目となる左越えソロを放ち「一打席一打席を大事に、しっかりやっていきたい」と胸を張った。藤本打撃コーチが「今日は良かったよ。泥臭くね」と話せば、工藤監督も「負けはしたがいいゲーム。みんな集中力が途切れず、試合に入っていた」とねぎらった。

 14日の巨人戦(ヤフオクドーム)からは内川、デスパイネも合流し、開幕へ向けたベストメンバーがそろう。柳田は「今年の戦い方が見えてくる。緊張感を持ってやりたい」と力を込めた。

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2018年3月14日のニュース