金本監督 糸原の理想型は“大サリオ” 長打狙える素材

[ 2018年2月27日 05:30 ]

糸原(右)に打撃指導する金本監督
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 理想型は「大サリオ」だ。阪神・金本監督が遊撃と三塁のレギュラー争いに参戦中の糸原を熱血指導。打撃フォーム改善による、さらなる長打力アップに期待を寄せた。

 「あれだけ体の強さがあって、筋力があって、振れるから、ちょっと大きいのを打てるようなスイングの仕方をしてもいいんじゃないかと思って」

 全体メニュー終了後の個別打撃練習。上半身に頼った糸原の打撃フォームに指揮官がメスを入れた。「投手で言えば手投げ。しっかり下から連動してくるように、という一つのヒントをね。下から回ったらキレイに振っていたでしょう」。体全体の力をバットに伝える下半身主導の打法を伝授し「あれが実戦でできたら大(オオ)サリオになったりしてね。小(コ)サリオから」と笑った。

 11日のDeNAとの練習試合で右越えアーチを放った糸原に対し、ロサリオになぞらえて指揮官自ら命名した愛称が「小サリオ」。それを「大」に昇格させる可能性を秘めているからこそ、指導にも熱が入った。

 糸原も「(実践したら)打球の強さと飛距離が違いました。難しいので…。でも頑張ります」と決意新た。「大サリオ」昇格へ、前を向いた。(惟任 貴信)

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2018年2月27日のニュース