前巨人・村田 孤独トレ NPBのオファー待つ「いつでも動ける状態に」

[ 2018年2月27日 05:35 ]

トレーニングを続ける前巨人の村田
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 前巨人で未所属の村田修一内野手(37)は日本プロ野球(NPB)球団から声が掛かるのを待ちながら、単独でトレーニングを続けている。

 「順調といえば順調ですね。声さえ掛かれば、いつでも動ける状態にしておこうと思っています」。シーズン中の体重は例年95〜96キロだったが、現在94キロ。2月になってからはほぼ5勤1休ペースで体を動かし続け2キロ以上絞った。

 野球界に押し寄せる世代交代の波は、日本に限ったことではない。米国でも高齢選手を中心にFA選手の契約が遅れ、大リーグの選手会が未所属選手によるキャンプを開催するほど。この時期、何よりも練習相手の確保が難しいからだ。

 村田は1月は日本ハムに移籍した元同僚・実松らと合同自主トレを行ったが、2月のキャンプインを迎え所属選手はそれぞれのチームに移った。その後は自宅のある神奈川県内や、実家のある福岡県内など全国を渡りながら、東福岡高や日大時代の同僚・後輩らが練習相手を務めてくれた。「一人で野球はできないので。同級生だったり、後輩だったり。いろいろと力を貸してくれているので。本当に感謝しています」。所属先が決まらず目標を見失いそうな時は、彼らが支えてくれた。

 各球団は新陣営でオープン戦に臨むが、思わぬ不振や故障者、外国人助っ人の適応遅れなど、戦力構想は日々変わっていくことになる。「この先どうなるかは分かりませんが、どこでやろうが僕の野球をやっていければと思っています」。通算1865安打のバットはさび付かせず、サクラサク時を待つ。

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2018年2月27日のニュース