【中畑清チェック】OB戦全球団考えて 育った土壌と歴史を担う責任を再認識

[ 2018年2月11日 09:07 ]

ジャイアンツ―ホークスOB戦   ジャイアンツ11―3ホークス ( 2018年2月10日    サンマリン宮崎 )

<ジャイアンツVSホークスOB戦>2回無死一塁、遊失で一塁へ駆け込む中畑
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 「ひまわり」と「月見草」が一緒に咲いたスタジアム。雨が降り続く中、開始をじっと待ってくれたお客さんには頭が下がる。

 ONに金田さん、ハワイから駆けつけた森さんらV9時代のレジェンドと江川、角、定岡、鹿取、篠塚、原ら戦友が同じユニホームを着て一堂に会する。長嶋さんと同じベンチに入るのは03年のアテネ五輪アジア最終予選以来かな。

 相手ベンチには野村さん、広瀬さん…。ユニホームは南海、ダイエー、ソフトバンクで違ってもホークスは一つ。昨年11月、大洋、横浜、DeNAのOBで「ハマスタレジェンドマッチ」を開催して大盛況だった。球団名が変わっても、歴史はつながっているんだ。

 偉大な先輩と時間と空間を共有することによって、自分たちが育ってきた土壌を再確認し、その歴史の一端を担う責任みたいなものを感じる。それがOB戦の意義じゃないかな。ファンも楽しみにしてくれるOB参加イベント。全球団で考えてほしいね。(スポニチ本紙評論家)

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2018年2月11日のニュース