ロサリオ 6連発締め 4番・DHデビューへ「万全でできるように」

[ 2018年2月11日 08:28 ]

守備練習で西岡(左)にイジられて、もだえるロサリオ
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 第3クールに入っても持ち前のパワーは健在だった。フリー打撃では38スイングで柵越えは9本。そのたびにわき起こる歓声に応えた阪神・ロサリオが、最後は6連発締めで熱狂的な虎党を魅了した。

 「対戦相手というよりも、しっかり自分が万全の状態でできるように頑張りたい」

 練習後には初の対外試合へ向けた意気込みを口にした。11日のDeNAとの練習試合は「4番・DH」として先発出場することが予定されている。同一リーグとの対戦では情報を与えることを嫌がり、打席などで“煙幕”を張るケースもある。だが、虎の新助っ人は包み隠さない姿勢を強調した。

 「そこ(何かを隠すこと)までは今は考えていない。(何より)自分の体調をシーズンに向けて整えていく。シーズンで結果を出すことが大事なんでね」

 目先の結果ではなく、あくまでもシーズンを見据える。初実戦となった前回7日の紅白戦では3打数2安打。デビュー戦からマルチ安打を記録するなど貫禄をみせつけた。

 8日の練習では推定飛距離170メートル弾となる驚がくの場外弾を披露。その影響で、この日から左翼後方の一部道路が練習時に限り車両の通行が禁止となった。「ボールが飛んできます」。場外には通行人に注意喚起を促す看板も、新たに設置されたほどだ。

 注目度は日に日に増している。対外試合では、どんなプレーを見せてくれるのか――。金本阪神の新4番が開幕へ向け、着々と調整ピッチを上げていく。(山本 浩之)

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2018年2月11日のニュース