広島 高橋昂、フリー登板で直球に力 2年目左腕を畝コーチ称賛

[ 2018年2月4日 06:15 ]

広島日南キャンプ フリー打撃に登板した高橋昂
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 広島の2年目左腕、高橋昂がフリー打撃に初登板し、威力のある直球を存分に見せつけた。堂林に対する27球は事前に示し合わせた通り全て直球。安打性の当たりは7本で、8球を数えたファウルも打撃ケージの外に出ない打球が多かった。球種が分かっている状況でも打者を差し込んだことで、自慢の制球力に加え、力で押し込む“新スタイル”に手応えをつかんだ。

 「初めての対打者にしては腕が振れたと思います。自分の投球と力強さを並行して上げていければと思います」

 アドゥワら計5人が投げた中でも抜群の印象を残し、畝投手コーチからも「昂也がよかったね」と真っ先に名前を挙げられた。「2年目で、自信を持って投げてくれるのはいいことだし、これからに期待やね」。登板後にはブルペンで変化球も交えて約90球の投球練習も追加した。

 「ブルペンもいい感覚で投げられました。打者に対してゾーンに投げられるか、自分のボールをいかに投げられるかを考えてやっていきたい」

 初抜てきの1軍キャンプでさっそくアピールに成功。左腕不足という赤ヘルの課題解消へ19歳の存在感が増してきた。(河合 洋介)

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2018年2月4日のニュース