阪神 ロサリオ、古巣のWL制覇喜ぶ「10年ぐらい願ってた」

[ 2018年2月4日 08:45 ]

阪神宜野座キャンプ フリー打撃で柵越えを連発するロサリオ
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 阪神期待の新助っ人、ロサリオは遠く離れていても故郷からの吉報に胸を躍らせた。母国のドミニカ共和国でのウインターリーグで古巣アギラスの優勝が前日2日(現地時間1日)に決定。ともに戦ってきた仲間の快挙を喜び、声を弾ませた。

 「すごくうれしいよ!ずっとプレーしている場所だからね。優勝してくれたのでうれしい。10年ぐらい願っていたことだから」

 ウインターリーグには例年アギラスの一員として参加。昨年12月も出場6試合で4、5番を担い、20打数7安打、1本塁打の成績を残した。阪神加入が決まり途中からは出場を見合わせ。「残ることができなかったけど」と少し残念そうな表情も見せた後、「くれると思っているし、そう願っているよ」とチャンピオンリングの到着を待った。

 アギラスは黄色を基調としたタテジマのユニホームで、「本当にそっくりだ。名前だけ違うぐらい」と阪神との“縁”も思った。「タイガースでも(優勝)できるように。(アギラスと)2つ、チャンピオンになれるように頑張りたい」。古巣の栄冠を刺激に変え、“1年で2チーム”のリーグ制覇を新たな目標に掲げた。

 キャンプ3日目のフリー打撃では44スイングで9本の柵越えを披露。左中間席に運んだ推定130メートル弾がテレビカメラの三脚に直撃するなど強烈なインパクトを残し、どよめいたスタンドに手で答えるパフォーマンスも見せた。

 「全体的にいいキャンプを過ごせている。もちろん、張っている(体の)部分もあるが、シーズンに合わせて準備したい。(打撃は)凄くいい状態だよ」

 来日直後に抱えていた時差ぼけも解けつつあり、4番候補の助っ人砲として本領を発揮してくれそうだ。(巻木 周平)

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2018年2月4日のニュース