阪神・岩田 ローテ死守 来年35歳シーズン「最初が勝負」

[ 2017年12月14日 05:30 ]

契約更改を終え会見する岩田
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 阪神・岩田稔投手(34)が13日、西宮市内の球団事務所で交渉し、300万円減の推定年俸5000万円で契約を更改した。13年目の来季へ年間通した先発ローテーション死守を期し、春先から若手を投球内容で圧倒する決意を明かした。

 「最初から最後まで。最初が勝負だと思っている。最初に声がかからないと今年みたいな結果が待ってる。最初から最後まで投げ抜くことを目標にやっていこうかと」

 今春キャンプでは好調を維持し、オープン戦でも及第点の結果を残しながら秋山、青柳との競争に敗れる形で開幕1軍を漏れた。後半戦は先発陣の一角を担い、7月27日のDeNA戦での676日ぶり白星を含む3勝を挙げても「納得することはない」と不完全燃焼の思いは強い。

 来年10月で35歳。先発枠争いでオープン戦などの実戦で優劣つけがたい内容なら年下が優先されることを自覚し、「オープン戦でしっかり抑えていても残れなかった。それ以上のことをしないといけない。圧倒的な…ということですよね」と自ら高いハードルを設定した。

 年明け自主トレは近年の米国ではなく沖縄を拠点とする予定で、「状態を上げていく自信はある」と100%の状態でキャンプインする意気込みだ。「毎試合、勝てるように。チームに勝ちがつくチャンスをたくさんできる投球をしていきたい。まだまだやります。18年頑張ります」。岩田稔の真価が問われる1年になる。(遠藤 礼)

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2017年12月14日のニュース