金本監督 ロサリオが4番候補筆頭「長打力とか得点力」を期待

[ 2017年12月14日 05:30 ]

ハワイで開かれた名球会総会に参加した(左から)山本会長、金本監督ら
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 阪神・金本知憲監督(49)は12日(日本時間13日)、米ハワイ州ホノルル市内のホテルで開かれた名球会総会に参加し、獲得発表されたロサリオをさっそく来季4番筆頭候補に指名した。

 「一番の候補でしょう」

 待望の長距離砲だ。就任2年間ではヘイグやキャンベルら外国人打者が不発。今冬やっと大砲候補と呼べる男を布陣に加えることができた。「担当からは連絡があった。ひと安心ですね。やっぱり、どんでん返しが怖いから、外国人選手は」。日本出発前の時点で既に獲得濃厚の状況だったとはいえ、約7時間の空の旅を経て常夏の島へ上陸したと同時に飛び込んできた朗報に胸をなで下ろした。

 猛虎の来季浮沈を握ると言っても過言ではない新助っ人獲得のニュースは名球会でも話題となり、元ヤクルト監督の古田氏、今秋に就任したヤクルトの高津2軍監督らから質問攻めにもあった。

 今季は投手陣の奮闘もあってリーグ2位へ躍進した一方、得点力不足を大きな要因として頂点には届かなかった。メジャー通算71本塁打、韓国球界でも2年連続30発100打点の実績を残るロサリオの加入で打線に厚みが増すことは確実だ。

 「うちに一番足りないのは長打力とか得点力。チーム打率も低いし、得点力が一番の弱点。投手陣を助けるというところをね」

 ロサリオを3番・糸井、5番・福留で挟む左右のジクザクの理想的な打線が組める上、来季のチームスローガン「執念」にふさわしい人材でもある。「そういう(執念の)打撃をしてくれるというので僕も評価が高かったし、性格もいいらしいしね」。13年ぶりリーグ優勝を狙う就任3年目の来季へ青い海を眺めながらも青写真を描いた。(山本 浩之)

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