マー君、ブルペンで全球種披露「過去3年と比べれば一番の調整ができている」

[ 2017年1月24日 17:02 ]

 ヤンキース・田中将大投手が24日、古巣・楽天の本拠地Koboパーク宮城の室内練習場のブルペンで投球練習を行った。捕手役を務めた釜田(楽天投手)を相手に30球。直球に加え、カーブ、スライダー、シンカー、スプリット、カットボールと全球種を披露した。

 ブルペンでの投球自体は沖縄での自主トレ中に、受け手を立たせたまま直球だけ投げたことに続いて2度目。「捕手を座らせて、全球種を投げて、というのは初めてですね」と気持ちよさそうに汗を拭った。左打者の内角ボールゾーンかストライクに戻す「フロントドア」のシンカーを投げるなど、より実戦をイメージした投球だった。

 メジャー1年目に備えた13年オフは移籍騒動のため、14、15年オフは右肘の不安や手術のために満足のいく調整はできなかった。「過去3年と比べれば一番の調整ができていると思う」とメジャー移籍後は最速かつ万全の仕上がり具合といえそう。

 もっとも田中自身にはハイペース調整という意識はあまりない。「普通ですよ、普通。海の向こうでも(大リーガーは)みんなやっていますよ。いつも通りやっていくだけです」と涼しい顔。沖縄では平地での強めのキャッチボールなど、入念な投げ込みを積んできた。地に足着けた納得のいく調整で、本領発揮を目指すメジャー4年目のシーズンへ進む。

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2017年1月24日のニュース