オリオールズ 大家とマイナー契約 ナックルボーラー転向で合格

[ 2016年12月17日 05:30 ]

BCリーグ福島でプレーした大家
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 オリオールズは15日、今季はルートインBCリーグ福島でプレーしたメジャー通算51勝の大家友和投手(40)とマイナー契約を結んだと発表した。11年限りで横浜(現DeNA)を自由契約になったが、その後ナックルボーラーに転向。「魔球」をひっ提げ、8年ぶりのメジャーを目指す。

 BCリーグ2年目の今季は福島で16試合に登板し7勝4敗、防御率2・82。今年11月、アリゾナ州でメジャー球団のスカウトに投球を披露し、再び道が開けた。オ軍は大家がブルージェイズの招待選手としてキャンプに参加した14年から注目。シューラー特別スカウトはナックルボールを「変化や制球力は申し分ない。もう少しスピードが欲しいが、これから備わってくる」と評価した。

 これまでも波乱に満ちた野球人生を送ってきた。横浜では入団5年間で1勝だった男が海を渡り、メジャーでは3度の2桁勝利をマーク。11年を最後にNPBのマウンドにも立っていないが、「魔球」を習得し、大きなチャンスをつかんだ。

 3月に41歳となる右腕は有望株が集まる来年2月中旬からのアーリーキャンプに参加予定。その後はマイナーキャンプで生き残りを目指す。「年齢的にじっくり育ててくれる時間はない。何とか公式戦で投げられるように頑張りたい」と大家。国内独立リーグから直接メジャー契約を勝ち取れば日本選手では初。日→米→日→米→日と経て、日本人ナックルボーラーのパイオニアとなるか。

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