陽岱鋼 巨人移籍の重圧を力に「優勝しなくてはいけない使命」

[ 2016年12月17日 05:30 ]

巨人移籍が決まった陽
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 Vの使者になる――。日本ハムからFA権を行使し、巨人移籍が決まった陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が、母国・台湾で、新天地に懸ける思いを熱く語った。

 移籍決定後、初めての肉声。共同通信社の取材に応じ、決断の裏にあった決意は何度も口にした「使命」という言葉に表れた。

 「僕は留学生。外国人の選手がFAを取って、巨人に行く。自分が初めてという使命感はある。優勝しなくてはいけない使命もある。きついプレッシャーを何とか自分の力に変えたい」

 5年総額15億円の大型契約で、背番号は2。破格の条件で迎えられた重圧は感じている。「勝たないといけないし、活躍しないといけない。そこは球団もファンの皆さんも見たいところ」。期待されるのは中堅のレギュラー、そして1、2番の上位打線。来季へ、すでにイメージを膨らませている。「得点に絡むことでチームに貢献できる。ただ、簡単なことではない。何が必要なのか考えながら、自分がやってきた野球を継続すればいい方向にいく」と話した。一方では、自分らしさを失わないことが大切だと強調。「人に左右されないこと、自分が自分であることが大切。新しいチームで新しいことが発見できる」と意気込んだ。

 今季は日本ハムで日本一を経験。その守備力と13年に盗塁王も獲得したスピードは、3年ぶりのV奪回を目指すチームに大きな戦力となる。「決まった瞬間はホッとした。これから練習に集中して毎日を過ごせる」。陽岱鋼は自らのプレーで重圧をはねのける覚悟だ。

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2016年12月17日のニュース