オリックス 陽岱鋼に糸井背番号「7」用意「希望を聞きたい」

[ 2016年11月23日 09:00 ]

子供たちと触れ合う陽岱鋼
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 オリックスが、日本ハムからフリーエージェント(FA)宣言し交渉中の陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)外野手(29)に対して、背番号「7」を用意していることが22日、分かった。

 今季まで糸井が背負っていた番号だが、阪神へのFA移籍を表明したことで空き番号になる。複数の関係者によると「(陽岱鋼の)希望を聞きたい」としており、日本ハム時代から親しい間柄だった糸井の番号を望めば、最優先する方針だという。

 陽岱鋼が日本ハムで13年から付けている「1」は、オリックスでは中島が背負っており、譲渡は難しい。現状の1桁番号は「7」以外に「2」「5」「9」が空き番になっている。今後、新人や外国人など新加入選手らで調整していくが、陽岱鋼が全てにおいて最優先。自由に選択してもらうことで、さらなる誠意を見せる構えだ。

 陽岱鋼(ヨウダイカン)はこの日、自身が応援大使を務める北海道苫小牧市を訪問。移籍する条件として「まず家族。環境が良ければ自分も安心してプレーできる」とし「(自分も)まだまだ成長できる。違うチームでレギュラーを獲るんだという気持ちでいきたい。自分の中で行きたい球団はある。結論はまだ」と話した。

 21日には、楽天が参戦を正式に表明するなど、ライバルの動きも活発化してきた。オリックスは、すでに3~4年の複数年契約を基本線とした条件を提示済み。「糸井番号」の提示は、新たな球団の中心選手としての期待の表れにほかならず、交渉を有利に進める要素の一つになる可能性もありそうだ。

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