金本監督にフロント約束 補強に「総力を挙げる」FAに助っ人も

[ 2016年10月6日 07:30 ]

オーナー報告を終え、四藤球団社長(左)とともに会見を行う金本監督
Photo By スポニチ

 2年目を迎える金本タイガースをフロント陣も全面バックアップする。5日に金本知憲監督(48)からシーズンの報告を受けた坂井信也オーナー(68)は「これからはフロントの仕事が主となる」と発言。FA選手の争奪戦や、新外国人獲得に向け、金銭面も含め出来る限りのサポートを約束した。

 「ドラフトとか、外国人とか、来季に向けて総力を挙げていきましょうと(金本監督と)話しました。路線はやはり若手の底上げやけど、それだけではなかなか戦えない事実もある。そういうのをしっかり冷静に理解して、対応していきましょうということです」

 『超変革』の旗印の下、高山、原口、北條らスター候補が芽を出した。もちろん、来季も現有戦力の底上げがベースとなるが、一方で若手の経験不足を補う選手も必要不可欠だ。金本新監督が就任した昨オフはあえて大型補強は封印。ドラフト、外国人以外では中日からFA権を行使した高橋を獲得しただけだったが、今オフは違う。

 新体制で1年間戦ったことで補強ポイントは明確となった。金本監督は「きょうは(補強の話題は)出なかった。フロントに一任していますから。僕も意見はしていますけど」と話したが、FA選手なら攻守で軸となる外野手、外国人なら主砲とクローザーが必要というのは共通認識だ。

 四藤球団社長も「支援は当然。我々は会社として、阪神タイガースとしてやっているわけで、必要ならやっていきます」と明言。4年ぶりのBクラスに終わった悔しさをバネに、現場、フロント一丸となってチーム強化に力を注ぐ。(山添 晴治)

続きを表示

2016年10月6日のニュース