坂本好調キープ 1週間ぶり“実戦”石田&今永対策着々

[ 2016年10月6日 05:58 ]

シート打撃で中川(手前)から中前打を放つ坂本
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 「仮想石田&今永」を打った。巨人は東京ドームで、CSファーストSでぶつかるDeNAの両左腕を想定したシート打撃を実施。それまでの練習中に流されていた音楽が止められ、緊張感が漂う実戦形式メニューで、坂本が2安打した。

 「石田も今永も何度も対戦しているし、イメージはある。結果が出たのは良かった」。初戦先発濃厚の石田と、3戦目までもつれれば先発が予想される今永。左の両投手を想定し、シーズン終了後に全体練習に招集した戸根、中川をマウンドに立てた。走者を一塁に置いた場面では、中川のスライダーをはじき返して中前打。走者三塁では、戸根が内角に投じた直球を右翼線に流す技ありの適時打を飛ばした。

 打率・344で遊撃手としてリーグ初の首位打者に輝いた今季。対石田は15打数3安打で打率・200ながら、9月23日(東京ドーム)に通算150号となるメモリアルアーチを放った。対今永は9打数4安打で・444と得意。チームの2位が確定した9月28日以降3試合を欠場したため、ちょうど1週間ぶりの「打席」となったが「そんなに間隔が空いた感じはなかった」とコンディションを維持している。

 チームは3日から3日間、フェニックス・リーグが行われる宮崎での合宿を予定していたが、台風による悪天候が予想されたため東京ドームでの練習に急きょ変更。この日は同地での全試合が中止になる中、シーズン終了後初の実戦形式で重盗やヒットエンドランも試した。「ボールもしっかり見られたし(打席での)タイミングも良かった」。短期決戦へ着々と準備は進む。(神田 佑)

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2016年10月6日のニュース