ヤク杉浦 ドラ1の意地!2勝 真中監督辛口ゲキ「通算何勝?」

[ 2016年8月12日 05:30 ]

<中・ヤ>勝利投手となり三木コーチ(右)とタッチする杉浦(中央)。左は真中監督

セ・リーグ ヤクルト8―2中日

(8月11日 ナゴヤD)
 ヤクルト・杉浦は7回2失点で今季2勝目を挙げた。7月10日の中日戦(神宮)以来の白星。だが、心からの笑顔はない。「後半戦活躍すると言ったのに悔しい投球が続いていた。今日みたいな点差なら完投する信頼を勝ち取らないと」と反省の弁を並べた。

 未来のエースと嘱望された13年のドラフト1位右腕もプロ2年間で通算3勝。今季もスタミナ不足で大量失点を喫するなど、1軍に定着できない。真中監督は試合前、「ドラフト1位っていうだけで評価が高いのはね。通算何勝?殻を破ってもらわないと」と珍しく厳しい口調で評したのも期待の裏返しだった。

 この日は6回に平田を内角高めの140キロ直球で空振り三振に仕留めるなど、果敢に胸元を突いた。「よく粘ってくれた。100球ぐらいで球速が落ちないようになれば(さらに)いい」。求める水準は高い。指揮官は注文も忘れなかった。 (平尾 類)

 ▼ヤクルト・高津投手コーチ 杉浦は球数も内容も今日が最低限。まだまだだけど、投球のコツをつかんだかなという感じはする。

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2016年8月12日のニュース