阿部 連続安打23戦で止まる G7回猛反撃も1点届かず

[ 2016年8月12日 05:30 ]

<巨・D>8回1死 空振り三振に倒れた阿部(右)の奥で厳しい表情の高橋監督(中央)

セ・リーグ 巨人4―5DeNA

(8月11日 東京D)
 あと1点が届かなかった。1点を追う9回2死二塁で、最後の野手だった代打・松本が空振り三振。3連勝はならず、巨人・高橋監督は「前半なかなか攻撃できなかったことと、1点でも少なく抑えなくちゃいけないというところが、最終的にこういう結果になった」と振り返った。

 初対戦のペトリックの動くボールに6回まで3安打に抑えられた打線が、7回2死走者なしから反撃した。村田の14号ソロが口火。ギャレットの左中間二塁打で右腕を引きずり降ろすと、代打・堂上の4月5日以来の安打となる左中間適時二塁打など四球を挟んで5連続長打でこの回4得点。「何とか1点でもというみんなの気持ちが出ていた」と指揮官はベンチ入り野手16人を全員起用する総攻撃で粘ったが、序盤の失点が響いた。23試合連続安打で球団4位タイだった阿部も、4打数無安打でストップ。「メークチャンスができなかった。また明日から」とサバサバと語った。

 首位・広島とのゲーム差は5・5に広がった。高橋監督は「明日からの試合をきっちりやることが先決」と気持ちを切り替えていた。 (春川 英樹)

 ▼巨人・今村(5回途中5失点で4敗目。梶谷、筒香の左打者に連続本塁打を浴びたことについて)見えやすいとか、スライダーの精度とか、いろいろあるんだと思います。

 ▼巨人・ギャレット(来日初の4安打)大振りしないでしっかりボールを見て、打つべきボールだけを打つように。今日はそれができた。

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2016年8月12日のニュース